高校生のための国語と小論文クラス 日々思うこと。。
いよいよ、授業の方も、今週が今年度最終週となりました。
SF校には、高校生向けの国語系講座として、国語総合Ⅰ・Ⅱと小論文があります。
帰国生大学入試では、文系・理系を問わず、小論文を課す大学は星の数ほどあります。
最近の難関国立大・私立大の傾向として、【現代文読解型小論文】、つまりある筆者によって書かれた長めの文章を読んでから、筆者の主張をふまえて、自分の考えを論じるタイプの問題が頻出となっています。この手の問題では、【きちんと文章を読めていること】をまず示さなくてはなりません。これが容易なことではありません。その上で、自分の考えを述べることになりますが、これがまた難しい。何も準備していない高校生なら、せいぜい世間話レベルのものしか書けないでしょう。(もっともそれは、小論文ではありませんが)
enaでは、小論文につながる国語総合という理念の下に、国語系の授業を行っております。
【いかに書くか】の前に、【いかに読むか】。まずは、【読む力】を徹底的に鍛えていきます。
そのため、国語総合クラスでは、まずは【読解のためのボキャブラリービルディング】を徹底的に行います。入試小論文や現代国語に出される文章は、時代の知の最先端にいる学者・ジャーリスト・作家といった語彙の豊かな人々によって書かれたものですので、彼らの世界の言葉と思考法を学ばなくてはなりません。そのための基礎力となるのが、【読解のためのボキャブラリービルディング】なのです。このトレーニングと併行して、哲学・言語論・比較文化論・国家論・政治・グローバル経済・社会論・法学・環境科学・生命倫理など、さまざまな分野の文章を読み込み、そこに書かれてある内容をしっかり自分のものにして、それを小論文に活かすことを重視した指導をしています。
今年度の「国語総合Ⅱ」(上級クラス)では、履修生の知的好奇心が極めて旺盛かつ全員理系志望であることもあり、授業で、近代科学の考え方の基礎を築いたと言われるデカルトの代表的な著作「方法序説」を輪読しました。
このように、「読む力」をつけることを通して様々な分野の情報を自分の中にインプットしていくというプロセスを経て、はじめてまともな小論文が書けるようになると言えます。「国語総合クラス」を履修した上で「受験小論文」をとっている生徒と、そうでない生徒では、書いてもらった小論文の内容のレベルが全然違います。おどろくばかりです。
逆に言えば、しっかりとした小論文対策をするには、時間をかけなくてはならないということです。日本の大学を小論文で受験するということでしたら、早期スタートが必須です。その方が何よりも、受験生本人が楽ですね。。
やる気のある高校生のみなさん、enaの国語系クラスを体験してみませんか。
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