【2008年度】2月10日 慶應義塾女子高校
<国語>
・例年通り、記述式の解答が多かった。
・漢字:読み・書き合わせて20問。例年より易しめ。「掲げる」を読んだり、「意図的」を書いたり。
・読解:大江健三郎の随筆文。息子、「光」の話。出たぁ~って感じだった。
・ノーベル賞の受賞者を書かせる問題
・品詞分類「確立しなければならない」
・短めの近代古文:ちょっと難しい。武者小路実篤。
・論説文:人の脳について。四字熟語「日進月歩」
・時間はギリギリ
・文学史の問題が多かった。計4問も出た。(1)日本で2番目にノーベル文学賞を取った人は?(大江健三郎)(2)では日本初は?(川端康成)と、(1)で2番目に取った人を聞くところがちょっといやらしい。徒然草の作者は?(吉田兼好)武者小路実篤が書いた小説は?(選択問題。「友情」)選択問題のもの以外、すべて漢字指定。
・問題が透けて見えるので、漢字は前もって確認。
・できたかできなかったかよくわからない。
<英語>
・読解問題3題。レベルは学判より難しい。全体的な思考力が試される感じ。一般生にはきつかった筈。和訳問題も沢山あり、難しい英単語を和訳したものもすごく多かった。
・説明文と物語文が中心
・説明文はイルカの生態についての話。少し難しめ。和訳がいやらしい。
・物語文は2人の生徒のキャンプの話(最後の結末を読み取れるかどうかがカギ)。わりと易しめ。
・小説:主人公の名前が”Dandelion” という名前のくせに実は動物のライオンなのがうざい。キリンのパーティーに呼ばれて、招待状に「おしゃれはしないで、いつもの格好できてね」と書いてあるのにもかかわらずおしゃれをしていったら「あんた誰?」と言われてしまった悲しい話。
・発音問題(3問)
・1つの話が長いから、その都度問題を解かないと内容についていけなくなる
・時間はギリギリ
・英語で40字程度の作文。「去年1年間で最も楽しかったこと」
・過去問と同じ形式だから、過去問の形式を覚えておくと問題に手をつけやすい
・リスニング問題はなし。
<数学>
・例年よりは比較的簡単。
➀ 1)計算の工夫 2)連立方程式(立式をしっかりと。)
➁ 放物線
➂ 5つの中からいくつか組み合わせて、トラックで運ぶから組み合わせ考えて~・そんなにむずかしくない。
➃ 長方形なんだけど、中に相似の三角形がたくさんいるよ~ってやつ。数字が分数ばっかでやりにくい。
➄ 穴埋め (問題の意図を理解する。)因数分解が得意な人が好きそう。そんなにむずかしくない。
・問題が透けて見えるので、頭の中で計算し始めると○。
・作図なし。
・分度器以外は基本的にだしてもOK。でも、試験官の人に三角定規は出していいのか聞いたらダメと言われたが、試験中にいいと言われた。コンパスももちろんOK。机の中も使ってもいいので、スペースが十分に使える。が、念のため試験官に聞くといいと思う。
<作文>
・環境問題(エコノミカル・フットプリント(EF))について。グラフを参考にする作文。
・今の自分の生活を、世界中の人々がおくるとすれば、地球が何個必要になるか(地球をエネルギー消費量として考える)。
アメリカの平均の生活を世界中の人がすると、資源などの問題上、地球が5.4個必要となる。ヨーロッパなら2.7個。ペルーなら0.5個。日本の場合2.5個。では、「世界中の人々があなたと同様な生活をすると、地球が何個必要になると思いますか。その理由とその数値に対するあなたの考え」を600字以内で。ちなみに私は4個と言った。「アメリカに住んでいるので日本よりは多いけれど、アメリカ人ほどゴミをだしていないから」が理由。
・自分の考えをたくさん書くことができる
・時間は結構余る。最後はまわりもみんな時間が余っていた。余った時間で文の構成の練り直しが可能。でも見直しはできるけど、書き直しはできないから、その時間を国語の時間に使わせてほしいと思った。
・ 時間が大量にあまり、しかし内容をがらりとかえることも出来ない、という中途半端な事態に陥ってしまった。
・自分の考えをしっかりと裏づけすることが大切?
・試験が始まってから、用紙を見ると横書きのように見えるが、過去問ではいつも縦だったので不安になった。ので質問したら、わからないと言われた。試験官の一人が下まで聞きに行っている間、もう一人の試験官が頭を指で指して、「この間、考えていてね~」とのんきにニコニコしていた。こっちは本気だっつ~の!! 結局、横書きだった。試験官知っとけよ!! みたいな。
<余談>
・ 慶女の受験当日、母と一緒に駅から慶女の校舎まで歩く道のり、ずっとみのまわりの漢字をよんでいっていたら、○○外科を○○内科のノリで○○ガイカと読んでしまい、母を絶望させてしまった。
・ 教室の雰囲気はなんとなく重苦しかった。
・会場、特に廊下は寒い。。
・帰国子女枠は43人受けて(今年は多かったみたい)17人合格
・休み時間や昼食のときは結構話したりしていた。(うるさくない程度で)
・ある人は「私、昨日デス・ノート読んでたら寝るの4時になっちゃった。」とか言っていた。ちなみに合格していた。
・5階でテスト。階段をのぼればのぼるほど緊張する。
・トイレが殺到!! 試験が終わった瞬間ならばないと次の試験に間に合わない?!
・隣の子と、その友達が回りを緊張させるため(?)に、数学が配られる前のチャイムの2分前に「慶女の数学って8割当たり前だよね~」「だよね~じゃあ今日は満点行っちゃいますか?!」とかでっかい声で言ってた。数学苦手な私は超不快(笑)。
・私は緊張して、小さいおにぎりしかのどを通らなかったが、周りはバクバク食べてた。
・試験が終わったあと、校舎を出ると塾の勧誘が大量にペンとかくれる。ペンくれるのはいいんだけど、慶女落ちた人用に配ってると思うとなんかムカツクんだな~・・・。
・テスト中、待ち時間のときはすごく寒い(カイロ4つは必要です 笑)
・先生、生徒の受け応えはあんまりよくなかった(聞いても、はっきりしない答え)
・学校自体は少し古い
・試験中の暖房の風が強い
・試験会場の入り口に塾(SAPIXとか)の先生たちが応援に来てて、人数の多さに圧倒されたり、テレビカメラが来て、取材したりしていて、驚いた
・国語の試験中に地震があって、少し集中力がとぎれた
・enaのメンバーが少しいて、ちょっとずつ緊張がほぐれた
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