あれから1年(過去ブログ)その1

2017年12月23日(土曜日) ena シンガポール校

あれから1年(過去ブログ)その1

こんにちは。

都立中入試の合格発表がありました。

合格した子たちと素直に喜べないのは例年のこと。

全員が合格したわけではないという事実が重くのしかかります。

その子たちのキャパシティの中でやれることは全部やりました。キャパシティを大きくする努力も継続しました。そして私のキャパシティの中でやれることも全部やりました。

塾に入ってくる前の大きな差や、(適性検査に向くかどうかという)性格の改変やら手を出せないレベルのことにも意識して取り組みました。

全員が合格したわけではない。

小テストのたびにカンニングペーパーを持ち込んでいたあの子

宿題のたびに途中式を飛ばして解答を丸写ししてくるあの子

演習のたびに隣の生徒の解答を盗み見ていたあの子

何度も言われてやっと提出物を出していたあの子

授業中のお絵かきを全担当に注意されていたあの子

宿題をやってこなかったことを言いにすらこなかったあの子

校舎にに入ってきたときに挨拶すらできなかったあの子

質問があるのに質問すらできなかったあの子

提出物を無言で提出しに来るだけのあの子

作文を書かないまま誤魔化そうとしていたあの子

終わらせることだけが目的の復習ノートを作ってきたあの子

報告書の差がとんでもないことになっていたあの子

授業中文房具分解と虚空を見つめる習慣を何度も注意されたあの子

もちろん、全部改善に向かわせました。完璧に改善した子もいますし、少なくとも全員がその努力をしました。

その結果、全員ができるようになりました。格段にできるようになりました。

相対的な成績はともかく、適性検査に対する力と勉強に向かう姿勢は、塾に来たばかりのころに比べて別人です。

継続することさえできれば、多くの生徒たちは「中1の最上位」をキープし続けるでしょう。それはenaの先輩たちが実証してくれています。学判の成績優秀者数と割合、校舎の全校順位がそれを示しています。きっとこのまま頑張ればより偏差値が上の都立高校に合格できることでしょう。

「都立中に合格しただけの生徒」で終わってしまうよりいいのかもしれません。

頑張り抜いての不合格は美しい経験です。

でも、そこを求めているのではありません。

 

永田

ena シンガポール校の他の記事を読む
ena シンガポール校のページに戻る

 

お問い合わせ資料請求はこちら

○月別アーカイブ

このページの先頭へ