暗記の効用

2022年11月26日(土) ena 国際部西船橋校

 

ミスターベースボールである長嶋茂雄さんが巨人の監督のとき、

選手が相手選手のデータを試合中に見ることを嫌ったそうです。

試合前の重要なデータは頭に入れておけ、ということです。

 

何を古臭いことを言ってんだ。。。。。。と、以前の僕なら思ったんですが、

最近は違います。

 

さすが、ミスターって感じです。

なぜなら、試合前に(過去の)データを暗記しておくことにより、

試合中の生のデータと過去のデータを比較し、対戦相手の対応を変えられるからです。

しかし、試合中に過去のデータを確認すると、現在のデータまで注意できず、正しい判断がしにくいということです。

 

算数でも同じです。

定番解法を身にしみこませる(暗記)させておくと、

難しい問題を解くときに、定番解法と問題を解くのに必要な新しい解法を組み合わせたりできるため問題が解けます。

しかし、定番解法があやふやだと、その解法を思い出すのに意識を取られ、新しい解法がひらめきません。

 

言い換えると、創造的な解法を見つけるためには、非創造的な解法は暗記しておくべきだということです。

 

森 博行

ena 国際部 西船橋校

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