春期講習会準備の裏側

2019年3月28日(木曜日) ena 国際部東京校

春期講習会準備の裏側
かなりの時間を費やして時間割を作ります。一言で片付けると、のろいです。学内生全員の顔を思い浮かべ、あーでもない、こーでもないと難解なパズルに取り組みます。正解はないのかもしれませんが、様々なことを考慮し、ひとこまひとこまがそこに存在する意義を見出だし納得できたら、Goです。その域に達するには毎年毎回相当の時間を費やします。そこには全職員の休憩時間のタイミングや勤務時間の問題もあります。校舎全体、生徒全員のことを考えたうえで納得いく形に漸く辿り着きます。その過程で自分の中での講習会がすでに始まっており、熟しています。
次に要項を作成し、案内開始です。前年のものを土台に変更や追加をします。数回見直し、やっとリリースです(それでも後日訂正のあるクオリティです)。
合格する生徒ほど、ためらわずにすぐに申込書を提出してくれます。それは何年やっても同じです。毎年そうです。決意がしっかりしています。
いったんの締切日を迎え、教材発注数を決めます。毎日のペース、宿題、小テスト範囲などを各担当者に決めてもらいます。
オリジナル教材の選定は時間割を組む段階でほぼ終わっていますが、リリースから1か月くらいありますから、その間の本科授業を経て、こちらの扱う教材にも確認と修正が必要になります。
申込書を見ながら、名簿、出欠簿、座席表の作成や掲示をしたり、使用教室を決めたり、クラス分けをしたりします。各生徒分の教材をまとめ、全員に日時の確認連絡をし、途中参加者にテキスト配布の連絡をし、スタッフにも確認の連絡をします。
そしてやっと自分の担当科目の確認、教材準備、授業準備です。ワクワクタイムです。授業の質は入念な準備に大きく左右されます。授業の質は志望校合格に直結します。
宿題もやらせられない、授業にも集中させられない、漢字・計算・漢字テストできちんとした点をとらせられない。それを生徒がやらないからと生徒のせいにする。受かるはずがありません。
責任を持って指導します。お任せください。
と気合い十分な前日夜遅く、講習前の休校日、当日、開始後、更なるお申し込みや追加をいただきます。テキスト発注、印刷、出欠簿、座席表の確認を再び行います。
このような流れが、講習準備の裏側です。
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